- 詩
くりくりのお目めがのっかった ふわふわのからだ
触ると意外とすべすべしている
小さくてあったかいからだ
鼻をうめるとバタークッキーのような甘い香り
美しい 色とりどりの 神秘的な繊維に覆われたからだ
手のひらで包み込むと なんだか胸が締め付けられる
こちらをじっと見つめて 自分の名前を言う
発音はへただけど 真似っこはだい好き
潰れたような声で一所懸命 わたしがよぶ君の名前を呟いている
手のひらを近づけると 必死で体を寄せてくる
その暖かさと力強さに泣きそうになる
首を伸ばして 短いクチバシを私の唇に当ててくれる
わたしが毎日するキスを 覚えてくれた
これをすると わたしが喜ぶと知っている
小さな体で いつも全力で わたしを喜ばせようとしてくれる
産まれてきてくれてありがとう
殻の外に出てきてくれてありがとう
家族になってくれてありがとう
愛してくれてありがとう
こんなに愛してもらったことなかったよ わたし
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